文武二道クラス

 BUNBUN塾の文武二道クラスは、「和」の学びを重視しますが、中でも、文と武を融合させる「合科教育」に重点を置き、その学びの中に「望ましい価値観」の種を植えることを主な目的としています。

下の「おんぶ練習」はその一例です。

 おんぶが上手な子は、相手の気持ちを肌で感じるのが上手な子。

 足の裏をどっしり地面につけて 足腰を安定させ、相手が安心して身を預けられるような おんぶの練習をします。

 相手の気持ちを考えてやらないと、体の前傾角が 適切なものになりません。
 そして、相手に優しい 体の傾斜こそが、まさに、柔道で言うところの背負い投げの角度。
 何度も相手を投げる練習をしながら、それを確認します。

それは即ち

いざとなったら 身を護るための練習であり、
 
年をとった時の両親を優しくおぶってあげられる介護の練習であり、

怪我をした友達を保健室まで運んであげる優しさの練習でもあります。

そして、それを言葉にして伝えることで、

「自分は 人を助けられる強さと優しさを身に着けつつある」

という 穏やかな自己肯定感に繋げていきたいわけです。

 そして、その学びはさらに、おんぶするために使う筋肉についての「理科」の学習へ。

 さらには、ひざの曲げ角度や体の傾斜角度など「算数」の学びへと繋げます。
(上手く導くと、小学生でも中2数学の「角度」の問題が解けるようになります)

「おんぶ」という ひとつの動作を題材に、学科の垣根を横断した総合的な学びができるわけです。

このような学びを通じて、子供たちの心に

「強くて・優しくて・賢い人間になりたいな」

という方向性を作ってやりたいと思います。 

 上のような文武二道の合科教育は学習の本質ですが、それだけで成績が上がるわけではありません。

 特に「読み・書き・計算」については、単調な反復学習だって必要です。
 現実問題、小学校の学習は そのまま 高校受験や大学受験に影響しますから、受験の前になって、

「今さら もう 間に合わない」

という状況を こんな幼い時から作ってしまっては 可哀そうだと思うわけです。

 かといって、大人の無責任なノリで「1番になれ!」と 無理強いしては、これまた よくありません。

 ということで、文武二道クラスで目指す学力とは、、、

 余裕をもって (小学校の)授業に ついていくことができ、友達から
「この問題 教えて」と言ってもらえるぐらいの学力。
 つまり、楽しい学校生活を送るための学力です。
 そのためには、塾からも最低限の宿題を出ます。

 しかし、中には 学習意欲や競争心が強い子もいるものです。

 そういう子が、中学・高校の時、ちゃんと良い成績を収められるよう、学習のやり方の指導も致します。

「歴史好きな子になって欲しい」

という想いと

「自分の想いを文章で表現できる子になって欲しい」

という想いをかけ合わせ、紙芝居を見せた後、それに対して200文字程度の作文を書きます(学年によっては、紙芝居の代わりにアニメ)。

 歴史の入り口は「伝記」から。
二宮金治郎・坂本龍馬・徳川家康・源義経など歴史上人物 1人1人の人物につき、それぞれ20話ほどの中編紙芝居を創作しました。
 なかなか子供たちのウケも良いようです。

 ところが、一方の「作文」は、、、
だいたい どの子も嫌い、どの子も苦手です。
 
 自分の想いを文字にできれば、表現の楽しさを知ることができますし、将来の心の健康やキャリアのためにも すごく良いはずなのですが、「嫌い」のハードルを越えるのは なかなか難しいです。

 当塾の「作文練習」を通して、せめて「(作文が)嫌いではない」ぐらいのところに連れて行きたいと思っています。

 家庭学習の習慣が定着した子は、学校の宿題も塾からの宿題もスラスラこなし、ほぼノーストレス。

 しかしながら、その習慣が根づかないうちは、
「宿題やりなさい」
「やりたくない」
の親子喧嘩が常態化してしまうことがあります。

 家庭学習の習慣を定着させるのは、本当に大変です。
 私たち大人を振り返ってみても、たとえば、、、
本当は家で運動をすれば良いのに、わざわざジム通いをしたりします。
 運動する気になれる環境に身を置かないと運動できない。。。つまり、子供の勉強と同じです。

 だから、まずは家庭を
【子どもが学習する気になる環境】になるまで ひたすら工夫を続けることが大切なのですね。

 とはいえ、ご家庭が まだそうなっていない場合、
毎週土曜日
10:00~12:00

まで「宿題やろう会」と名付けた宿題教室を開催しています(無料)。

 自分の宿題が終わった子は、将棋を楽しんでいます(毎月、将棋リーグ戦をやっています)。



家庭学習の習慣が身に着けば、もうそれだけで、学校の授業についていけないという心配はなくなりますし、将来の学び直しの際にも強い助けになります。
 一生の宝を身に着けたようなものですね。

 そのための背中を押してあげるのが、オンライン自習室(無料)です。

平日朝 6:30~7:00

平日夜 20:00~21:30

に開催しています。

 互いに手元だけ映して勉強するだけで、
「見ている・見られている」
という自意識が働き、集中力が高まります。
 家庭学習の習慣がなかなか定着しない子は、最初は「たった1分」で構わないので参加を勧めています。

 幸せな人生を送る人って、その大元には 良いルーティン(いつもの繰り返し)があるように思えます。
 そして、その多くは、子供時代に身に着いたものです。

 良いルーティンさえ身に着けば、人生きっと良くなる、、、そう思う訳ですが、話はそうそう簡単ではありません。

 小学校1年生であっても、すでに6年間かけて身に着いたルーティンがあり、それを他のものに置き換えるのは難作業です。

 そこで、
当塾では、ルーティン表に
「身に着けたい習慣」
を書き出し、毎晩寝る前に、〇×をつけます。

成功のコツは、ハードルを低くすることと、あまり 小うるさいことを言わないこと、ですね。 

 武道の練習も行う当塾ですから、ちゃんと道着を着て帯も締めます。

 そして、昇級する度に帯の色も変わっていきます。

 ただ、、、
きっと他の道場と違うところは、当塾の場合、普段点の比率が高いこと。
 ちなみに、当塾における普段点とは、

①ルーティン表の〇の数

② 月例テストの点数


です。
 
そして、本番点とは、

①「礼儀作法」

②「体力」

③「暗唱」

④「武道の技」


の試験です。

ちなみに、③「暗唱」の試験とは、
喩えば「雨ニモ負ケズ」であったり、「般若心経」であったり、その時その時に、子供たちの心に残したい言葉です。

普段点と本番点の割合は、
50:50
です。 

 学習塾専用の業者テスト(国語と算数)を毎月 行っています。

 難易度は、学校のテストよりは難しくて、中学受験者用のテストと比べれば簡単、といったレベルで、全国平均はだいたい60点前後ですが、当塾では平均が80点を越えています。

 テスト毎に 下のようにコンピュータ分析された個票が出されます。

「いざとなったら身を護れるように」
 
ということを本気で考えれば、それこそ、めちゃくちゃ怖い目や痛い目を見ながら練習しなければなりませんが、当塾では そういう練習は行いません。

もし その子が、本当の意味での護身術を習いたくなったり、格闘技にハマれば、専門の道場で習うことを勧めます。

 相撲(道着のまま)だけは真剣勝負でやりますが、あとは、わりあい楽しく技を学びます。

 下の動画は、秋祭りでの1コマ。

秋祭りは、いわゆる神事、、、
悪いヤツらから 村人(大切な人)を護るために勇敢に戦う姿を神様に奉納する、そんな体で行いました。

下はオマケ。
塾長が風俗店で特殊警備(バウンサー)をやっていた頃の集合写真(暴走族ではありません(^^;)。 中央 えんじ色の服が、リーダーをやっていた頃の塾長)。
 塾を続けるために こんな副業を15年。 
 この間、いっぱい怖い目と痛い目を見ました。
 上の経験を活かせば、子供たちに、本格的な護身術を教えられないわけではないのですが、他に教えたいことがたくさんあるので、当塾では格闘技色は薄めです。

ついでにオマケ。
上の写真を見て、危ない人だと思われない様に。。。
 下の写真は、愛知県警察本部で少年犯罪についての講師を行った時のものです。